海外旅行にはビザ(査証)が必要です
海外旅行に入国許可が必要だって知っていましたか?
入国許可のことをビザ(査証)っていうのですが、入国の目的(仕事、留学、観光など)や日数、書類などを揃えて大使館などに申請して許可を取るのです。過去に入国拒否や不法滞在がないか、犯罪歴はないか、入国の目的が本当かなどが海外渡航先の国によって審査されます。履歴や入国目的の審査をして、入国可、入国不可の結果が出ます。
海外旅行先の国で行われる入国審査というは、本人確認やパスポート、ビザの確認などが行なわれます。
海外旅行って面倒くさいのね?って思わせてしまいましたが、日本国のパスポートを持っている場合、短期間の海外旅行ならビザ(査証)を免除しますよっていう国も50か国以上あります。ビザを取得しなくても良いなら楽ですね。有名な海外旅行先のほとんどはこれに含まれています。日本国のパスポートって信用度が高いのです(だから盗難被害も多いのですが)。
ビザが必要な国でも、大使館などに行かなくても、インターネットや入国時に簡単に手続きが済ませられる国もあります。
パスポートの有効期限に注意する
まず、ビザ(査証)を申請するときの前提条件として、すでにパスポートが手元にあることが必要です。まだ手元にパスポートがない人は、まずはパスポートの発行申請してゲットしましょう。
ビザ(査証)免除や簡単審査の場合でも条件があります。
簡単に言うと、パスポートの有効期限がその国に入国する日から3か月あるいは半年以上先の日付であることです。ビザ(査証)免除や簡単審査で最大限に認められる短期滞在期間以上に有効期間が残存している必要があります。パスポートの有効期限が、許可する日数より先に切れるようじゃダメってことです。
日本で短期滞在というと3,4日や1週間を想像してしまいますが、世界的には1か月や2か月の滞在は短期滞在のうちなのです。
個人旅行を手配するとき自分でビザが必要か調べる
海外旅行ツアーに申込みをする場合、ビザ(査証)が必要な国なのかどうか、どうすればいいのか手続きを教えてくれます。
自分で航空券やホテルを手配する場合は、旅行のガイドブックや各国の大使館ウェブサイトで観光でもビザが必要なのか忘れずに確認します。
観光でも手続きが必要な国の代表は、アメリカです。
アメリカはハワイとかニューヨークとか超有名な海外旅行先じゃない!って思うかもしれませんが、アメリカ同時多発テロ事件以降に厳しくなりました。
アメリカの仕組みは電子渡航認証システム(ESTA, Electronic System for Travel Authorization)って言います。インターネットから簡単に申請でき、クレジットカードで手数料(事務管理費)を支払います。即時あるいは数日で合否(入国可不可)が出ます。
旅行会社で代行申請サービスを行なっている場合もありますが、余計な費用がかかりますし、日本語ページがあり簡単ですので、これも経験と思って自分で手続きすることをお勧めします。
※詐欺および詐欺まがいのウェブサイトもあります。URLが「.gov」(政府用ドメイン)であることを確認しましょう
ESTA 電子渡航認証システムへようこそ
https://esta.cbp.dhs.gov/esta/application.html?execution=e1s1&language=ja
ほかに観光でもビザが必要な代表的な国に、オーストラリア(ETAS)、インドネシア、カンボジアがあります。