タイ・バンコクへ海外旅行で来たら外せない観光の一つがワットポーとワットアルンの観光です。ハイライトと言えます。ガイドブックでよく見る、とても大きな涅槃像や塔は大人気です。
でも、地図を見ると分かりますが、ワットポーとワットアルンの周辺にはバンコク中心部からの鉄道が通っていません。何か他の乗り物に乗ってアクセスする必要があります。
※ 2019年8月からバンコクMRTが延長になりワットポーへサナームチャイ(Sanam Chai)駅から行けるようになりました!(2019年11月現在有料試験運転中) 水上バス体験しつつワットアルンに行ってもいいし簡単にMRTで行くのもOKに
ワットポーとワットアルンへ何に乗っていくのがよいか
タイ・バンコクに自由行動の海外旅行パックツアーや個人旅行で来た場合、スカイトレインのBTS Sukhumvit線のアソーク駅やPhrom Phong, Phloen Chit, Chit Lom, Siam駅あたりがホテルの最寄り駅かと思います。BTS Sukhumvit線の沿線には大きなショッピングモールが多くあり、人気の宿泊スポットになっています。
ツアーのオプショナルツアーでもワットポーとワットアルンに連れて行ってくれます。でも、せっかくの海外旅行ですから地元住民に混ざって行動してみるとワクワク、ドキドキ楽しいですね。ワットポーとワットアルンに自分たちで公共交通機関を乗り継いでアクセスする場合、BTSや地下鉄MRTから水上バスで、ワットアルンとワットポーへ行くのが交通渋滞にあうこともなく、わかりやすい移動になります。いろいろな乗り物を体験することにもなります。
水上バスは「バス」と付く通り、いろいろなところに停まります。今回の場合に水上バスの乗り場へアクセスが良いのは、BTSのSaphan Taksin駅(サファンタクシン駅)となります。駅を降りたらすぐ近くに水上バス乗り場があります。
水上バス乗り場への行き方
Saphan Taksin駅は、BTS Silom線となります。BTS Sukhumvit線沿線に宿泊している場合はBTSのSiam駅、アソーク・スクンビット界隈に滞在してMRTから乗り換える場合はSala Daeng駅がBTS Silom線への乗り換え駅になります。
BTSのSiam駅で乗り換える場合は反対側のホームへ移動し、BTS Silom線に乗り換えます。
Saphan Taksin駅でホームにおりたとき、列車がホームのどちら側から到着したか覚えておいてください。というのは、Saphan Taksin駅はひとつのホームに上下線の両方がとまります。同じホームに右からも左からも列車が来て停車するのです。したがって、帰るときに戻る側へ行く列車に正しく乗らないと、さらに先へ行ってしまう失敗をします。ちゃんと、どちら側から列車が到着したか覚えおいて、その逆側から来た列車に乗って帰ってください。
水上バスの乗り方
Saphan Taksin(サファンタクシン)駅のEXIT2を降りると目の前に水上ボートの建物があります。水上バスのSathorn(Taksin)(サトーン)駅(0番)です。
水上バスには複数の路線ルートがあります。値段が高いツーリストボートのチケットを売りつけようとされるかもしれませんが、ワットポーとワットアルンに行くのなら、住民も利用する通常のオレンジフラッグのルートに乗ります。乗り場やボートにオレンジ色のフラッグが立っているのがオレンジフラッグのルートの目印になります。Taksinでは、乗車料金15Bを事前に支払ます。乗り場の手前にテーブルがあり人が座っています。そこで15バーツを支払ます。支払うと小さな券をくれるので支払い証として保持しておきます。
オレンジフラッグの水上バスが来て乗ってよい合図が出たら、ボートに乗り込みます。船とポンツーンの間にギャップがありますので、滑ったりしないように注意して乗ってください。座席は自由なので空いていたら座ってみましょう。
オレンジフラッグの船はサトーンからワットアルンまで約20分です。それまで両岸の風景を楽しめます。順番に水上バス乗り場に到着して人が乗り降りします。各乗り場の停船時間は短いので、ローカルの人は降りるところが近づくと船の後方へ移動して下船準備します。
なお現在、ワットポー船着き場はチャーター船専用に変更され停船しません。ワットアルンの船着き場で下船します。まさにワットアルン目前に到着するので、降りるべきところが実にわかりやすいんです。
ワットアルンからワットポーへの渡し船の乗り方
ワットアルンの水上バス乗り場に着いたら、少し離れた上流のほうを見てください(すぐ隣の船着き場ではありません)。もしそこに船が止まっているのが見えたなら、そこがワットアルン側からワットポー側への行くための渡し船の船着場です。
船がすでにいたならば、先にワットポー側へ渡ってワットポーから拝観するのも良いでしょう。渡し船の料金は4バーツです。乗り場にいる人に料金を支払います。
向こう岸に到着したら土産物屋が並ぶ筋をまっすぐに進みます。岸から約1分歩くとぐるりと囲む塀が見えます。そこがワットポーです。
BTSサファンタクシン駅への帰り方
ワットアルンとワットポーの両方を無事に拝観しましたか? では、帰りましょう。ワットポー側にいる場合は、渡し船に乗り再度ワットアルン側へ戻ります。
ワットアルンに着いたときの船着き場の場所から、元のSathorn / Taksinへ戻る船が出ます。船着き場は、上流行きと下流行きの両方がとまります。方向を間違えないようします。上流(左側)から来たオレンジフラッグのボートに乗船します。
帰路では船に乗ってから代金15Bを支払います。船に乗り込んでから少し経過すると係の人が来ると思います。やって来たらお金を支払います。
約20分の帰路の風景を楽しみましょう。船は揺れます。スマホやカメラは落とさないように気を付けてくださいね。船着き場に近づくとき船と浮島の間にしぶきがあがる場合があります。濡れないようにします。
Sathorn / Taksinはたくさんの人が降ります。いっしょに下りて、BTSの駅へ向かってください。BTSの船着き場側と逆側のBTS駅出口側には商店街があります。少しぶらついてみるのも良いでしょう。
ワットアルンのライトアップに関して
ワットアルンのライトアップがフォトジェニックだと聞いたかもしれません。対岸から眺めるワットアルンのライトアップは確かにいい雰囲気です。
ワットアルンのライトアップの時間は季節により変動がありますが、おおよそ夜7時~9時となっています。日暮れからライトアップされるので冬場はもう少し早くされる場合があります。
ここで一つ大きな問題があります。オレンジフラッグのボートの最終は19時便だということです。ライトアップを楽しむと、夏場はかなりの確率でボートがすでに終わっていることになります。最終便の時間を意識しておいてください。
※ 寺院では肩やヘソが出ているような肌の露出の多い服装を控えてください。
タイ・バンコク交通機関乗り換えグーグルマップ
オレンジフラッグボート
営業時間 6:00~19:00
運賃 15バーツ
運行間隔 昼間20分毎、朝夕10~15分毎