新型コロナウイルスの感染拡大が世界中で広がっている状況のなか、インドが日本、イタリア、イラン、韓国のビザ発給を一時停止しました。
やむを得ない理由がある場合のみインド大使館や総領事館で新規ビザの発給を受けられるということです。
インドはビザ免除ではない国
インドはもともと観光のための入国であってもビザ(入国査証)が必要でした。
日本人は多くの国々にビザ免除で入国できますが、インドはそうではありません。
ビザが必要といっても事前に大使館に行って申請するようなことはなく、観光目的であればインドの入国審査のときに得れば良い到着時発行ビザで日本人は問題なく入れていました。
しかし、今回の新型コロナウイルス感染者が日本国内で日々新たに出ている状況のなか、インド政府は新型コロナ感染者が多い日本、韓国、イタリア、イランについてビザの発給を変更しました。
インドのビザを無効化
インドは2020年3月3日以前に発行された日本人の通常ビザとeビザについて、すべてを一時停止(無効化)しました。
すでに取得済のビザであってもインドへ入国、再入国することが出来ません。
インドには日本企業が多く進出していて約1万人の日本人が在留しています。
今、一度出国してしまうとインドに再入国することが出来ません。
やむを得ない事情がない限り、通常ビザの新規取得も出来ません。
インドの水掛け祭(ホーリー祭)に行けない
インスタ映えする祭りとして世界的に有名なインドの水掛け祭(ホーリー祭)があります。
カラフルなスモークが飛び交う様から外国人にも大人気です。
今年2020年の水掛け祭(ホーリー祭)は3月10日の開催予定です。
残念ながら水掛け祭(ホーリー祭)を目的にインドへ行こうと思っていた、日本や韓国からの観光客は参加しに行くことが出来ません。
インドのビザ一時停止解除はいつ
インドのビザ発給一時停止が解除されるには、新型コロナウイルス感染者のカーブが下がっている必要があります。
新型コロナウイルスがインフルエンザウイルス同様に春になれば日本で終息するのか、現時点ではわかっていません。
ビザ一時停止の解除がいつになるかは見通せない状況です。
春休み期間の解除はほぼ絶望的な状況です。
長引けば、航空各社のインド路線の減便や休止にもつながりかねません。
ゴールデンウイーク(GW)や夏休みの時期の航空券やインド旅行ツアー募集がどうなるかわかりません。