アメリカ入国審査に、Mobile Passport Control (モバイルパスポートコントロール)というものがあります。
これは、申請者の米国入国手続きの簡略化や、審査の待ち時間を軽減するために導入された仕組みです。
Mobile Passport Control (モバイルパスポートコントロール)とは
Mobile Passport Control (MPC、モバイルパスポートコントロール)とは、米国国境警備局(CBP)が提供するスマホのアプリです。
申請者が米国に入国する手続きを簡略したり、審査の待ち時間を軽減するために導入されたアプリになります。
MPCのメリット
- エントリープロセスの簡素化
MPCを使用すると、旅行者はスマートフォンやその他のモバイルデバイスで旅行文書、写真、税関申告情報を提出可能になります。入国審査の検査時間と全体の待ち時間が短縮されます - 事前承認不要
MPCの利用に事前承認いりません。
MPCアプリを使用すると、紙のフォームを記入する必要がなくなります。
指定された特別な列に案内されることがあります。その結果、待ち時間が大幅に短縮されます
MPCの利用方法
- アプリをダウンロードする
CBPのMPCアプリは、Apple App StoreとGoogle Playから無料でダウンロード可能。
到着時したら使えるように出発前にあらかじめダウンロードしておく - プロフィール作成
アプリから、パスポートの情報を入力してプロフィールを作成 - 入国時の利用
米国空港に到着したら、アプリ内の「Preclearance」や「U.S. airport」を選択します。
自撮り写真の撮影、CBPの検査の質問に回答。
アプリから送信。
あとは、実際のパスポートを入国審査で出すだけです
MPCは、米国33の国際空港、14のPreclearance、4つの港で利用可能です。
詳細な利用可能な場所の一覧は、CBPのウェブサイトで確認できます。
CBPとは
米国税関・国境警備局(CBP)は、アメリカの税関や国境警備を担当する、国土安全保障省の一部門です。
旅行者がお世話になっているのは、入国審査や出国審査の部分になります。
日本人がアメリカ本土やハワイ、グアムに行くときにお世話になっています。
あのESTAもCBPが担当しています。
この記事のMPCは基本的に米国人とビザを持つカナダ人向けですが、ESTAを持ち、ESTAによる渡航が2回目以降の外国人も使えます。
MPCは、ハワイやグアムに何度も行く人なら空港で時短できる可能性があるアプリです。
Mobile Passport Control (MPC)
Securing America's Borders